*から始まる多方面雑日記(ログ)

オタクと自転車で構成された社会人が書いています(*はワイルドカードの意)

寝起きから始まるCANNONDALE SUPER SIX EVO 試乗インプレ

もうそろそろ4月になるっていうのに、雨降ったり風が強かったりしてまだ外乗りのモチベが上がりきらない今日この頃。

(モチベはいつも低いだろ)

 

そんな3月の日曜日、前回の記事で候補に挙がっていたCANONDALE SUPER SIX EVO
(以下SSEVO)の試乗会が行われるとのことで予約して参加してみることに

 

場所は東京都西部のサイクリストが集まる尾根幹の序盤にあるZEBRA Coffee前、

尾根幹のスタートである矢野口から3.5㎞ほど走ったところにあるカフェにはすでに数名の参加者が準備をしていました。

 

受付を済ませてから試乗車のサドル高合わせと、持ち込んだペダルの取り付けをしてもらった今回の試乗車がこちら


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サイズは51サイズ

コンポーネントシマノ 105Di2 R7100系 12速の電動変速がアッセンブルされており

ホイールにHollowgram R45 カーボンホイールが装着された試乗車専用モデルでした。

 

まずは見た目

ネットや動画で飽きるほど見ていたので目新しさというのはあまりなかったが、改めて見ると、かっこいい

 

グロスブラックをベースにフォーク先端とシートチューブ上部にラメがかったシルバーが配色されており、明暗が引き締まってきれいに見える。特徴的なシートチューブは横方向から見るとボリューミーな幅があり、前方から見るとスリムにできていてエアロ効果が高そうだ、いや高い。

エアロというと、ダウンチューブもただの角柱ではなくカムテイル形状になっていたりフロントフォークのスルーアクスル穴が非貫通になっていることなど随所にエアロがちりばめられていました。

 

試乗前の注意点とコース説明を受け、試乗スタート

乗ってみて第一にハンドルが低くて遠い(当社比)

今所有しているLOOK 765とSSEVOのジオメトリを比較するとSSEVOの方がヘッドチューブが30mmほど短く、スタックが20mmほど低い

エンデュランスロードに7年乗ってきた感覚とは異なるポジションでした。

765とSSEVOのジオメトリ比較

というわけでエンデュランスモデルとパフォーマンスモデルの違いをすでに感じたが、前傾を深めにとることで収まりがよくなったためこれもSSEVOの味と思った。

 

コース序盤、ZEBRA Coffeeから南多摩方面へ下り、「連光寺」への登り緩斜面へとむかうとアテンドのスタッフから「ここから踏みたい方は自由に踏んでいってください」(意訳)とのこと

連光寺

約2.4km 80m↑の登りで右手に浄水場が見える辺りで若干勾配が上がるプロフィール。

 

登りに差し掛かったところで踏み込んでみると、スムーズな加速でガシガシ踏まなくても40km/hくらいまでは伸びるような感覚、割と冗談抜きで「すっ飛んでいく」というフレーズがぴったりかもしれない。

765に比べて後ろに引かれるような抵抗(言葉にすると難しい)が無く、空気をかき分けていくというよりはスーッと切り分けて進んでいるという表現が近い。

 

正直これを体験するまでは「バイクは重量が軽いほうがいいしリムハイトのそこそこあるホイールはもっさり感を感じてしまう」のではないかという古い常識にとらわれていたところがあったが、ブレーキのディスク化が進んだことによってリム周りの軽量化(無駄に剛性を確保しなくてよくなった)と空力の最適化がもたらす加速の気持ちよさを味わってしまい、面食らってしまった。

 

その後もコースを進み、下りに入って速度が伸びてもハンドルがブレることがなくカーブのラインをトレースできた。この辺のことからヘッド周りの剛性と25Cタイヤによる安定性が感じられました。

ちなみに試乗車の空気圧はすべて5.0barに設定されているとのこと。


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そんなこんなでコースを消化しながらわざと重めのギアでトルクかけて踏んでみたりバイクを振ってみたり下ハンとかブラケットとかポジションを持ち替えてみたりしてたらあっという間にZEBRA Coffeeまで戻ってきてしまい、バイクを返却して終了。

 

試乗中全般で言えるのは、やはり「エアロ」

特にシートポストの薄さからくる太ももの間の空気の抜けは普段の765では感じられない体験でお気に入りなポイントでした。

 

 

総評

全体的にかなり好印象で最新のロードバイクってよく走るんだなと

「Hi-MODが候補かなぁ~」とか思っていましたが、ぶっちゃけStd-MODでも十分に走るバイクだと思います。

長めのヒルクライムやノンストップの巡航などはできなかったので、未知数ではありますが、フレーム自体のポテンシャルは高く、そつなくこなすことができると思います。

 

 

機械式12Sの105完成車で39万(改めてみるとかなり手が届きやすいモデルだ..)

105Di2の完成車で55万

Hi-MODのアルテDi2完成車で105万

値段にかなり差が開くのでかなり悩ましいところですが、Hi-MODのフレームセットで62万なので頑張ってHi-MODバラ完とかしちゃった方が長く乗る分には満足できるかなぁと思いました。

 

以上、SSEVOの試乗会レポでした。

 

おまけ

試乗の特典としてボトルと会場となったZEBRA Coffeeで使えるランチセット券をいただきました。

(参加費に対してのバックが多すぎるけどいいんかな....)
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